hiromi-okayama’s blog

燃えるハートの雪女☃️というステキなコピーを藤田社長からいただきました

私のこじれた結婚観は、やっぱりこじれたままだと思う。

私のこじれた結婚観

f:id:hiromi-okayama:20190609213817j:plain

フリー素材から引っ張ってきたよ

21歳の就活中、私はなんとなく「30歳までに結婚する」というつもりでいました。
その時の30歳は自分と遠く離れた存在で、全く検討がつかなくて、本当に何となく。
その時、結婚したいくらい気の合う彼氏がいたけど、なんとなく結婚すべきじゃないような気がして、結局別れてしまいました。

 

26歳ころから周りが結婚し始めて、私が28か29歳になる頃には、
結婚ラッシュがピークを過ぎたくらいでいた。
その頃には、早めに結婚した人が離婚し始めて、望んで結婚し子どもを産み仕事に復帰したワーママたちはバリバリ働いていたけれど(お迎え担当だから朝3時に起きて早朝に出社したりとか)、正直つらそう過ぎて、私はその姿に憧れられなかった。
結婚した友達と休日にランチをすると、夫の愚痴と今晩の献立の悩みを聞かせられてウンザリした。全然楽しそうじゃない。

「結婚ってなんだろう」

周りが結婚していく中で焦りもあった、「結婚出来ない側」に行きたくない。
何となく、よくわかんないけど、惨めな気がする。
でも、実際幸せそうな人もいれば、なぜ結婚したのかよくわからない人もいる。
結婚が仕事の逃げ道でもないし、逃げ道として使った人はやっぱりずっと愚痴を言うか離婚している。
更に、ステータスのために結婚した人もたくさんいて、そういう人たちもすぐに離婚している(私の3万円を返してくれw)

 

でもとりあえず、「結婚することだけが幸せじゃない」ということは、よくわかった。

 

札幌に帰ってくると、面白いことに「結婚なんてどうでもいい〜」と思うようになりました。
これは仮説だけど、東京にいる頃は常に誰かと自分を比較していたと思う。
その比較対象がいなくなったからかもしれない。
2018年1月には「結婚したい理由がわからない」とも書いています。完全にこじれているw

 

だってなんか、おかしいもの。

私は自分の名前を変えたくなかったのです。
フリーランスで仕事を一時していたというのもあるけど、あれこれ両親が考えてくれた名前を非常に大事にしたいと思ったし、岡山ひろみがアイデンティティだと思う。
でもなんで、女性がみんな結婚したら名前を変えなきゃいけないんだろう?
クレジットカードの名義も、パスポートも、とにかく全部変えなきゃいけないし、とにかく「岡山ひろみ」でいたかった。

「家に入る」みたいな概念も、どうも気に食わなかった。
二人が新たな家族を作るんだから、”入籍”じゃなくて”新籍”とか”創籍”というのが適切では?
家父長制度なんて明治憲法で終わってるのに、なんとなく意識として残っていて、だから夫側を表す言葉は全部「主人・旦那・大黒柱」みたいなもので、妻側を表す言葉は全部「嫁・奥さん」みたいなものになっている。
だから、そういうものに関わりたくなかった。

あと結婚業界ビジネスにもすごく違和感があった。なんで自分では払えない額のお金をかけて披露宴をやるの?なんでワザワザ友達を呼んでその前でお母さんありがとうってみんなそれだけど結婚業界の策略っぽくない?もはや感動ポルノでは…しかも3万って高いだろ!!!!!!(結局それw)(こじらせた女の意見なので気にしないでください)

 

それでも、私は生涯をかけて愛せる人生のパートナーはほしいと思っていた。
私には、同棲愛者カップルの知人が数人いるけど、
その人たちは籍を入れずとも完全に最高なカップルで、
だから入籍するしないは別として、そんな人と出会えたら、どんなに幸せだろうかと。

 

えっと、すいません、結婚しました

私、結婚しました。
違うの!説明させて!これまでの結婚観はほぼ変わっていないのです。
でも、2つ明確な理由があるので籍を入れています。その理由は、

  1. 「籍を入れる」ことによって有利になる社会制度になっていたから
  2. 結婚観、人生観を何度も話し合え、ちょうどよい落とし所が見つかったから

だと思っています。
こう書くと、愛がない政略結婚感が強くなってしまうのだけど、そんなことはない!

二人の憧れる生活が非常に似ていて、それには入籍がマストではなかった。
事実婚も考えたけど、籍を入れることの方がより面倒事が起きなさそうだったのです。
(生命保険、ローン、財産分与など)

 

じゃあ私が抱えている結婚観はどうなったのか?それなのですが…
なんと彼が名字を変えてくれまして、更には北海道に来てくれました。
それを周りの人に伝えると
「おかぴヤバいね」「彼氏いい人すぎる」
たいていこの感想です。ありがとう。

 

彼は、私にはもったいないほどの素晴らしい人です。
ちょっとコーラを飲みすぎてお腹が出ていますが、
彼の愛が、何度も何度も私を助けてくれました。

たぶん、彼と一緒にいるときの私は、みんなが見たこと無い私だと思う。
私は彼の前だと素直でいられる。
たくさん笑うし、逆にものすごく落ち込んだり、怒ったり、泣いたりできる。
今まで、東京や札幌で勇んでいた私が、ようやく鎧を脱げる相手に出会えたのです。

すぐに「人生を共にしたい」と思いました。
入籍するかは別として、人生のパートナーだと思っていると、付き合って間もない頃に彼に伝えた気がします。

 

でね、いざ婚姻届を提出したら、
彼が私の姓を名乗ることに役所のおじさんはアタフタしていました。
なんでやねん。

そんなことはどうでも良くて、いざ入籍したら、
これまで経験したことの無いような、心が満たされる感覚になりました。
多分これが「幸せを実感した」ということだと思うんだけど
結婚すると、こんなに幸せな気持ちになれるんだということを知りました。

結果論として、結婚してよかったなと思いました。
むしろ彼には、私と結婚してくれてありがとう、と感謝を伝えたい。

 

だからね、思ったのです。
結婚を望む人たちは、等しくこの幸せを受けるべきだと。
だから私の結婚観は変わらずにこじれたままだけど、
同性カップルの結婚や、夫婦別姓を認められるために
私は自分のできることをやっていきたいなと思いました。