hiromi-okayama’s blog

燃えるハートの雪女☃️というステキなコピーを藤田社長からいただきました

結婚式をしたくなかったけど、結婚式をしました。

小さい頃はあんなにウェディングドレスに憧れがあったはずなのに、大人になったら色々なことが重なって「結婚式はしたくない!」と思うようになっていた。でも写真には残したいなと思っていたのでウェディングフォトだけにしようと思っていたんだけど、母からの結婚の条件として「結婚式を挙げること」と提示されてしまったので、するしかない。9月頭に思い立ち、10月頭に結婚式を挙げました。 

※ちなみに、いろんなこと書いているけど、私はこう思っているだけで、結婚式挙げた人を批判するものではありません。

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北海道神宮での挙式。「君の名は」みたいに巫女さんが舞っていた!

▼私のこじれた結婚観

hiromi-okayama.hatenablog.com

 

違和感の連続

私は「どちらかが、どちらかの籍に入る」とう入籍スタイルは、家制度を引きずっているような気がしてどうも納得が行かなかった。2人が新しい家族を新しく作るので、「入籍じゃなくて新籍とか創籍」だと思っている。

そういう考えの二人だったので、姓もどちらかのものを選ばなくてはならなくて、変えたほうが不利益を被るのもおかしいと思っている。私達の場合は、私の姓を二人で選んだので、二人とも「岡山」なのだ。

詳しくは上に貼った過去記事を読んでくれ…

 

まず絶対に旧姓を聞かれる。いや、良いんだけど、なんで旧姓必要なんだろう?結婚って家のものじゃなくて二人のものだよね?◯◯家と◯◯家の婚姻で◯◯家はもう安泰だな〜みたいな時代じゃないのに、まだそれやってるの?家制度は大日本帝国憲法で定められてるはずなので、戦後に終わっているはず。昭和、平成、令和と来ているのにまだ家制度を引きずっているのか。
ちなみに、私達は会食のタイトルを「夫氏の名前&岡山ひろみWedding Party」にしたので結局最初から最後まで◯◯家というのは使わなかった。だから書く必要もなかった。

次に「旦那様orご主人と奥様」と呼ばれる。下の名前で呼べば良くない?

北海道神宮で挙式をしたのだが、祝詞に「子孫繁栄」と書いていた。私は子どもほしくないし、子孫繁栄のための結婚じゃない。二人が幸せになるための一つの手段だ。別に結婚しなくたってよかった。

1日中付き添ってくれた介添人から「女性は男性の後ろを歩く!!」と何度も言われた。夫は海外の会社で働いていることもあってレディーファースト派なので、よく私が先に歩いていて、その癖でサササって先に歩いてしまうと介添人から怒られた。好きなように歩かせてくれよ!!!!!

空き時間に撮影してたら、夫の鼻から鼻毛が出ていることを発見し爆笑しすぎて涙でてしまい、涙を拭っていたら介添人から「まぁ!(やっと)感動の涙ですね!」って言われて、女は感動して泣かなきゃいかんのかい!楽しくて笑ってるほうが良いだろ!!!!

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普通は花嫁ネイルしてるんだろうけど普通の爪で臨んでしまった

 

ただ、オリジナリティ溢れすぎると戸惑われるということも分かった(笑)

まず結婚式は母親から出された条件だったので、お互いの家族だけで行った。私達を含めてたった10人の、小さな小さな結婚式。ホテルに集合し、バスで北海道神宮に向かい、そこからホテルに戻って会食。

挙式では指輪の交換はしなかった。神道だし、指輪は随分前からつけてるし今更感もあった。(リングピローを用意するのも面倒であった)

会食は、お互いの家族で固まるのではなく、バラバラに座ってもらうようにした。夫の義姉と私の妹が近くなるようにとか、3人しかいない男性陣が近くになるようにとか、そういう工夫をしつつ。だから、各席に置く名札は、自分からだけじゃなく相手からも名前が見えるようにしてみた。少しでも会話が弾むと良いなぁと思って。でもめちゃくちゃみんな戸惑っていたwwwwごめんwwww
そして乾杯の挨拶は、パーティーのホストがすべきでは???と思ったので自分でしたw 夫の家族は若干戸惑っており、私の両親は呆れていた。
夫が札幌でどうやって暮らしているかのプレゼンテーションを私からしてみた。夫を東京からこっちに引っ張ってきてしまい、彼を幸せにする責任と、その様子をご家族に伝える責務があると思ったのでやってみたが、意外とウケてて安心した。
最後は、みんなに感想を一人一言ずつ言ってもらった。これが一番よかった。母に言われて、たまたま空いていた日に結婚式やってみたけど、夫のご家族も喜んでくれてて、私の家族も喜んでくれてて、それを各々の言葉で表現してもらえたというのが、すごく嬉しかった。家族だけで食事会する人におすすめです。

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この写真、結構気に入っている

ケーキカットはどこまでもついてくる

上記の流れからもご想像の通り、ケーキカットがどうしても理解できないタイプの人間です。特に「ファーストバイト」が一番好きじゃなくて、夫→妻「一生食べるの困らないように」、妻→夫「一生おいしいもの作ってあげる」みたいな意味付けが一番キライでしてね。それは夫と妻で役割を分けるのではなく、お互いやっていけば良いのでは、と思っているタイプなので、会食だとやらなかったんですよね。

そしたら、有志でのお祝いを何回かしていただいたのですが、全てに大きなケーキが出てきまして、ケーキカットを毎回するっていうwwwwww会食でしちゃった方が良かったんじゃないかと思うくらいwwww用意してくれた気持ちが嬉しいので、僭越ながらカットさせていただきました!

ケーキカットって結婚式を象徴する催しで、ケーキカットにこんなこと考えるのって私ぐらいこじらせてる人間だけなんだろうな…って思いました。

 

家制度にはサヨナラして、新しいカタチを模索したい

ホテルのウェディングプランナーさんが理解ある人で、「こういうのはしたくない、ここには力をいれたい」という私の要望をすんなり受け入れ、いい感じに整えてくれました。ありがとうございました。
でもやっぱりベースが家制度に則った、とっても古いカタチだと思うんです。あと、甲子園や駅伝のように「感動の押し付け」が結婚式のテンプレにすごく詰まっていると感じました。「北海道は、東京のように形式が決まりきってないんですよ」って言われたけど、根底の共通認識みたいなのは一緒だなと思った。それを良しとする人がいてもいいけど、もっと違うカタチにも展開しやすいようにしてもらえるといいのにな、って思いました。

サプライズでお祝いしてくれたみなさま、ありがとうございました!私達のために1時間でも2時間でも時間を割いてくれるのがとっても嬉しかったです!札幌でそういう人たちができたっていうのが、とってもうれしかった!