hiromi-okayama’s blog

燃えるハートの雪女☃️というステキなコピーを藤田社長からいただきました

リモートワーク鬱にご注意ください。

新型コロナウイルスの影響で、
リモートワークに切り替えた人も多いのではないでしょうか。

最初のうちは、特に関東にいる方は痛感するでしょう。
満員電車の通勤がなくなるだけで、どれだけ精神に余裕が生まれるか!

そして、思うはずです。
意外とリモートワークいけるじゃん!化粧しなくていいしラッキー。

最初のうちは、多分そうだと思います。
でも、工夫しないと、リモートワーク鬱になるから、注意してほしい

リモートワーク鬱とは

勝手に私が名付けました。
リモートワークが続くことにより、憂鬱な気分になってしまうこと。
特に何かコレといって辛い出来事があったわけでもなく、
憂鬱になってしまうことが多いと思います(岡山調べ)

小さな不都合が、じわりじわりと溜まっていくんです。
自分自身がしんどいと感じる頃には、かなりやばい状態だと思います。

 

どんな人がなりやすいか

  • 多くの人が出社し空間を共にしている中で、自分だけがリモートで仕事をしている人。
  • 一人暮らしの人。
  • 仕事がとっても忙しく、趣味の時間が少ない人。
  • 家を出て気軽にお話できる相手がいない人。
  • 雑談ができない状態の人。

私は、過去リモートワークで抑うつ状態が続き、薬がないと眠れない状態になりましたが、全てを網羅しておりました!テテーン!

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多くの人が出社し空間を共にしている中で、自分だけがリモートで仕事をしている人とは?

会社での何気ないことを思い出してください。
例えば、15時からのミーティングだとします。3分前になったけど、一緒に参加する✗✗さんは向こうで白熱した議論をしている…これは開始が遅れそうだな。それまで別の仕事してようか。と、思うことがあるとしましょう。
その15時からのミーティングに参加する、リモートワークの人はその判断ができません。結局5分遅れてスタートしたとしましょう。その5分間、みんなの状況が見えないリモートワークの人は、何もできない5分間を過ごすことになります。
会社にいる人は、色んな所に情報が落ちているので、「わけが分からずに待機(放置)される」ということは少ないはず。でも、会社内の状況が見えない場合は?「わけが分からずに放置」なのです。放置されると、人はどんな感情を抱くと思いますか?不安や、怒り、悲しみといった、ネガティブなものだと私は思います。

チャットツール(Slackなど)で何かを投稿したとしましょう。会社内だったら、その投稿を見て本人に話しかけることってありませんか?「あの投稿面白かったよ」とか「あれってどういう意味?」とか…「コミュニケーションを取ろう」と思って話しかけているわけではなく、そう思ったから話しかけていると思うんです。ハードルは非常に低いですよね。チャットツールと、それ以外の会話で、実はコミュニケーションのバランスが上手く取れているのです。
チャットツール上では、リアクションができる機能もありますが、たとえば雑談をわざわざ打ち込み、それにわざわざリアクションしますか?
「うちではチャットツールで雑談もするよ」という方もいるでしょう。分かります、雑談もすると思います。でも、口頭で、わざわざ文字を入力するまでもないことを、隣にいる誰かと話しませんか?リモートワークではそれがありません。

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こういった小さな出来ごとから感じるのは、孤独感疎外感です。それに加え、会社にいるみんなはそれでやれているんだから私が我慢すればいいという遠慮です。また、基本ルールが会社の中にいる人向けに作られていくので、リモートワークの自分となにかするときはイレギュラー対応させるという申し訳無さです。

「いやいや、こんな小さなことで?会社内でもよくあることだし、そんなんじゃ鬱にならないでしょ」 

と、思われる方も多いでしょう。実際、これらの積み重ねは、ただの仕事のしにくさにしかならないと思います。勿論解決できたほうがいいですが、これのせいで鬱になるわけではありません。が、リモートワークで半年、1年と続けているとボディーブローのようにじわじわと効いてきます

 

会社と、家の他に、どれだけコミュニティを作れるか。

リモートワークというのは、周りに社員がいないため、機密情報をとにかく話せません。それはどういうことかというと、仕事の喜びも、愚痴も、悩みも、誰にも口頭で共有できないということです。仕事帰りに同僚と飲みに行って話すこともなく、やれるとしたら、わざわざzoomを立ち上げて缶ビール片手にリモート飲み会。大型案件受注したときに「やったー!」と口から発しても、それに同調してくれる人は周りにいません。友だちにや家族に機密情報を話すわけにもいかないとなると、仕事の話がほぼできなくなります

しかし、機密情報を話せないまでも、仕事をする場所と家の意外に、いかにコミュニティを作れるかが、仕事を続けるにはとても大事です。
例えば、月・水・金はジムに行って汗を流し、行きつけのバーに飲みに行く、とか。週に1回お稽古に行って、そのままカフェでお話する友だちがいるとか。週末には近くの猫カフェに行って、店員さんと猫と楽しい時間を過ごす、とか。

私が精神的にとてもつらかったときは、クラシックバレエのレッスンに行っていました。それでなんとか保っていたのです。
夫は、仕事に余裕があるときは、コワーキングスペースで仕事をして帰りにジムに行ったり、行きつけのバーに行って他愛もない世間話をしたりしていました。しかし、仕事が忙しくなり、本当に本当に家にこもりきりになると…「タバコを吸いたい!!」(禁煙して1年になります)と言い出して猫のしっぽを吸い始めたり…少しずつ精神が壊れてきました…!

人は、思っている以上にコミュニティに影響されます。リモートワークだけに浸かるのではなく、仕事の話ができなくともリアルなコミュニティを形成することをおすすめします。

 

じゃあ、どうしたらいいの?リモートワーク。

全員がリモートワークだと、意外とうまくいくことが多いと思っているので、今回はマジョリティが通勤する会社で一人リモートワークをしている人向けにお話します。

1.チャットツールには全力でリアクション

投稿した内容に対して、スタンプを押せる仕様のチャットツールがおすすめです(Slackなど)。そこで独自のスタンプが作れるので、よく使う言葉は登録するのがおすすめです。会社にいる人も、リモートの人も、発言したら全力でリアクションしてください。本当に小さなことですが、めちゃくちゃ大事だと思います。なぜかと言うと、疎外感と孤独感がそれだけで緩和されるからです!

 

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ブログのために突貫でつくったのでレパートリー少ない…

 

こういうサービスもあります。

emoji-gen.ninja

2.Discordで雑談しよう

社内に人がいて、話しかけたかったら話しかける、みたいな状況と近しいものを作れるのが、Discordというサービスです。

これはチャットもできますが、基本はおしゃべりするものです。しゃべらなくてもいいのです。でも、「話しかけられる」という状況を作ることができます。それは、リモートワークにとって、非常に重要なことです。

 

discordapp.com

3.たまにはzoomで飲み会して、定期的に出社しよう

リモートワーク会社員時代に定期的にやっていたことなのですが、ミーティング意外でzoomを使ってコミュニケーションをとるのはとても有効です。遠隔地の人だけ集まって飲み会をしていましたが、非常に楽しかったのを覚えています。家でやれるし、安いし、普段は話せない雑談をワイワイ話せます。例えば定時を終えたらみんなが集える場所にしてもよいかもしれません。

zoom.us

 

たったこれだけ。これだけで、かなり変わると思います。本当はもっとあるけれど(会議のときはマイク使うとか、しゃべらない人はマイクをミュートにするとか)、これがあったら、もう少しリモートワークで会社員を続けられたんじゃないかなと思いました。

マジョリティの会社にいる人は、一度リモートワークをしてみると良いです。どんなところに孤独を感じ、どんなところに不便を感じるか、分かると思います。それを踏まえて、環境改善してほしいと思います。
ちなみに、リモートワークをしていたときの会社員時代は、とっっっっっっても気を使っていただきました!いい人たちばかりだったし、どんどん環境も良くなっていきました。なので、精神的に参ってしまったのは、リモートワークで会社の人たちがだめだったからでは絶対にないということだけ力を込めていいたいと思います。

少しずれてしまいますが、リモートワークをこれから導入する会社の方へ。会社と、リモートワーカーとの間に、厚い信頼がないと成り立たないと思います。間違っても、VPNを繋いでいる時間と勤務時間があっているか監視するとか、30分置きにどこにいるか報告させるとか、そんなことはしないように…。リモートワークは成果で見ないとだめ!だと思います。それでいて、相手を思いやる心と仕組みを整えて、導入してほしいと思います。