hiromi-okayama’s blog

燃えるハートの雪女☃️というステキなコピーを藤田社長からいただきました

【北海道移住話】孤独なオタクライフ

私はね、キンプリとアベンジャーズが大好きです。
オタクっていうほどそんなにお金は落としてないし、グッズもそんなに集めるオタクではありません。なので自分をオタクと名乗るのはおこがましいなと…そんなふうに思う程度のファンです。

ちなみにキンプリとはジャニーズの方ではなく、プリズムショーの方のキンプリです!そこはお間違えのないようお願いします。

kinpri.com

このアニメは素晴らしくて、最初に公開された2016年、何度も劇場に足を運びました。静かに見るのも良いけれど、応援上映の一体感は素晴らしくてね、ベストなタイミングでキンブレの色を変えられたときとか、快感ですよ。

ちなみにここで「応援上映????」となっている人のために、こちらの動画を貼っておきます。この応援上映にドハマリした私は、新宿バルト9という映画館に通いました。と言っても7回くらいしか見に行かなかったのでお恥ずかしいのですが…。

www.youtube.com

私の応援によって、プリズムショーの出来が変わるんじゃないかと思ってね、そりゃ熱心に応援しますよ(変わらないけど)!金曜になると、飲みに行くんじゃなくてキンプリをキメていました。どんなに公開日から時間がたっても、新宿バルト9を埋め尽くすほどのファンたちがいる。これは本当に心強いものでした…

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2016年の映画1作目「KING OF PRISM by PrettyRhythm」で最も印象的とも言えるアレクとカヅキのバトルシーン。このフィギュアほしすぎるんだけど

 

そして、2019年3月から、キンプリは3作目(厳密に言うと4月からアニメ放送する12話を3話ずつ映画館で先行上映している)が始まり、その頃には私も札幌に帰ってきていましたから、ディノス札幌劇場に向かいました。

ディノス札幌劇場は、はっきり言って、キンプリを贔屓している!(最高!)1作目が公開されてからというもの、キャラクターの誕生日にはずっとキンプリを上映するという最高にクレイジーな施策をずっと続けているのだ!新宿バルト9が東京のオタクのオアシスだとしたら、札幌では確実にディノスだ!

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ディノスシネマズ札幌劇場に貼られていたアレク。カヅキに影響されて滝に打たれていてめっちゃかわいいしエロい。ありがとう。裸ありがとう。

そんな様子をずっと知っていたので、私は意気揚々と映画館に向かったわけです。しかしね、映画館の様子を見て私は悲しみに突き落とされてしまったのです。

人、少なっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

えええ????札幌のプリズムスタァたちってこんだけ???うそやろ??あれか?応援の声小さっ・・・そんなんじゃ応援の気持ち届かないよ!!!!!!

 

そうして私は気がついたのです。あ、札幌オタクすくね~~~~~と。

 

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今作品のキービジュアルのアレク。正直この衣装はアレクの良さを引き出せてないかな…と思います。裸にしてくれないかな?


 

 

それに輪をかけて、ディノスシネマズ札幌劇場の閉館ニュースディノスがなくなってしまったら、どこでお誕生日をお祝いしたら良いのでしょうか?いやまじで。ほんと。私の推しである大和アレクサンダーの誕生日は6月6日。ディノスが閉館するのは6月2日…どうしてくれるんだ…!

キャラクター | 「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」公式サイト

 

私はね、作品を見たら語り合いたいわけです。でも語り合う人がいない。なんて孤独なんだ…!オタクの話をきいて「そういう視点もあるのか!」と気付き、もう一度作品を見て新たな発見を得て、そしてまた語り合う…そうやって作品に対する考えを研ぎ澄ませていくのが楽しいんじゃないのかい…?そんな楽しみを…私はこれからどこで得ればいいのだろうか…!

 

\\みんなに、言いたいことがありまーす!//

キンプリ好きな札幌の方いらっしゃいましたらオフ会しませんかーっ!!!!

【北海道移住話】家賃と給料ぶっちゃけどうなの?

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よく、「東京は物価が高く、札幌は安い」なんて言われますが実際どうなんだろう?って思うのがUターン考えてる人あるある。実体験を踏まえて書き留めようと思います〜!

 

家賃は東京の半分くらいだと思う。

f:id:hiromi-okayama:20190409183143p:plain東京にいたときは、下北沢駅から徒歩10分、世田谷代田駅からは徒歩3分くらい?というかなり立地の良い割には新築なのに13万円代!でお得な物件に住んでいたと思います。めちゃくちゃ時間かけて(4ヶ月くらい)じっくり探したし、非常に住心地が良かったです!

それに比べて札幌の家は、時間が無くてパパッと決めてしまったので、たぶん相場より高いしコスパの悪い家だと思う…住心地はまぁ悪くない程度。1年前の自分と会えるなら全力で止めてる…もっと吟味しよって…

※ちなみに、家賃手当はモリモリもらっていたので、東京のときは前述の2/3程、札幌では前述の半分くらいで住めています。大きな会社って本当にありがてぇなぁ〜〜〜〜!!!

とはいえほぼ条件は一緒なので比べてみると、東京の半分くらいの家賃です。もっとちゃんと選べば1/3くらいまで行けると思います。

 

「もっとちゃんと選べば」というのは最寄り駅の話。

例えば同じ徒歩10分でも、いま超人気でマンションが建ちまくっている地下鉄東西線バスセンター前駅あたり(創成川の東側)はもう少し高いし、地下鉄東豊線栄町駅だったら私の家賃の半分(3万円〜4万円)で同じくらいの広さに住めます。

 

給料の話

「家賃は半分〜1/3くらいだというのは分かったけど、実際給料はどれくらい差があるのか!」という話ですが…実は私、札幌本社の会社で勤務したことがないので不明です!(役立たず〜〜!)

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私の場合

一度サイバーエージェントを退職しているので「転職」扱いになっているのと、初めて挑戦する職種だったので下がりました。なので、実質使える範囲は変わらないかな〜新居に引っ越してから家具を買ったり、新しい職種だったりでスーツ買ったり、何かと出費が多かったので…。

でも一番大きく違うのは2点で、「外食がめっちゃ安い」のでコスパよく幸せになれるのと、「見栄を張る必要がない!」

外食めっちゃ安い説

三軒茶屋や下北沢で、会社の同期と飲むと1回の飲み代は5,000円くらいな気がするんですよ、何件かハシゴすると10,000円飛んでいった気がするんですよ…(過去のことなのでうろ覚え)私はせんべろ系赤ちょうちんが好きだったので毎回かかるわけじゃないんだけど、女子会的なものをしようものなら…ここからさきはご想像におまかせします。

でもね、札幌で好きなだけ食べても3000円な気がする。当時より飲まなくなったというのもあるかもしれない、しかし、3000円で幸せになれるんだよね…めっちゃコスパよくない???とはいえランチは1000円なので、ランチが高いのか、私が行く飲み屋が安いのか、そこはよくわからないw

見栄を張る必要がない

元いた会社ってめっちゃ可愛くてオシャレな女性が多くてさ…あと「東京カレンダー」みたいな世界に非常に近いところにいたので、どうしても見栄をはらなきゃいけない気がしてました。なので、バカみたいに高い美容室行ってたり(そこはすごい良かったけど)なんか、なんか、「ヤバイちゃんとしなきゃ!!!」みたいな気持ちでの出費が多かったのです。

札幌に帰ってきてから、同僚がゼロ人というのもあり、見栄を張る相手がいなくなり、洋服とか美容とかへの出費が本当になくなりました…(良いのかな…コレ良いことなのかな…)わからないけど生まれたままの自分で勝負してるぜ!感。

 

活躍している地域おこし協力隊によくあるパターン

関東から、地域おこし協力隊として北海道にUターンしてきて活躍している人たちに共通しているのは、「遠隔で仕事できる職業」の人たち。デザイナーやライターやエンジニアなど、手に職をつけて、東京など中心都市で死ぬほど働いてきて個人的に信頼を積み上げてから生みを渡っている人達が大きい気がしてます。

なので、そういう人たちは東京でしっかり基盤を作ってから北海道にやってきてるので、実は収入が変わっていない気がするのです。(そのまま東京の人から仕事を受注するか、北海道の人から受注するかは好みの問題)

結論

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北海道の企業に転職するならば、おそらく給料は減る。東京からうまく仕事をスライドさせられたら収入はそのままです。

先述したように手に職ある人だと移住ハードルが低いかもしれないですね!ネットがあれば何とかなりますし。

私のように手に職がない側、企画者側だと、

  1. 北海道支社がある東京本社の会社に転職し、北海道に来る
  2. 北海道の会社に就職する
  3. 個人事業主として仕事を作る
  4. 法人を設立する

選択肢としては、この4つなのかなと。私は3の個人事業主を4ヶ月間だけやって、1のパターン北海道側にコネも何も作らずぽんと来てしまったので、知り合い一人作るのも非常に苦労しました。3とか4をやるならば、今流行りの二拠点生活をして北海道を開拓しながら探っていくのも良いかもしれないですね。

ちなみに、東京で一生懸命仕事をしていたという経歴は、北海道でめちゃくちゃ重宝します!引く手あまたです!2でも、向かうところ敵なしです!!!!

 

割高なのは洋服と映画

美容室は東京に比べたら安いのですが、全国一律なのが洋服の価格。東京で1万円で売られているものは、札幌でも1万円なのです。なので、給料も土地も安い札幌からしてみたら、洋服って結構高いなぁ、なんて思います。

そして娯楽も東京に比べたら少ないので、よく映画を見るのですが(気に入ったら何度も映画館に足を運ぶタイプです)、劇場やライブハウスでの催し物にくらべ、映画は全国一律なので1800円です。それもやっぱり割高だなぁと思います。なのでキンプリ(ジャニーズではない)ヲタは厳しいのでは…なんて思ってます。

 

一番安いのは「生きるコスト」だと思う。

JRに乗って実家に帰ると、途中で見えるのは美しい石狩山脈。お弁当を作って会社から徒歩3分の大通公園に行こうものならランチタイムはピクニック。上を見上げれば広い空に、実家に行けば家庭菜園で野菜モリモリ…

東京にいたときの、ギュウギュウな通勤列車、梅雨のジメジメ、異常なほど蒸し暑い夏、風が冷たすぎて家の中も寒い冬に、見たくもないゴキブリ、歩くだけで蚊に刺される、そしていたる所にある宝くじと脱毛の広告…私にとっては息苦しさの塊だった。友達もいたし仕事もあったし桜と金木犀は大好きだったけど、息苦しい環境から抜け出せたのはめちゃくちゃ大きかった。

 給料が下がっても、それでも手にしたものは大きかったと言えるのです。

お金の話しをたくさん書きましたが、東京だとお金のために仕事をすることがすごく多いんじゃないかなと思っています。肌感覚。岡山の偏見。でも今は、そういうのが一切なくなったので、それが一番心を豊かにしてるのかな〜なんて。

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でもまぁ、好きなアーティストのライブ気軽に行けるのも東京だし、流行りの店がまずできるのも東京だけどね!!!(それで悔しい思いしたこともあまりない。こっちにはこっちの楽しみ方があるのさ〜)

 

少しでも迷ってたら長期滞在がおすすめ

ゴールデンウィークとか、ちょっと長めの休みに思い切って長期滞在してみてはどうだろう。会いたい人がいたら紹介するし、仕事の相談にも乗るし、住みたい場所があれば一緒にまわるし。お金のことが心配だと思うのですが、意外となんとかなるし、東京と北海道って全然違うんです。

こんなことやってる友人もいるの。ここすごく素敵だった!

www.airbnb.jp

 

まとめ

そんなわけで、まとめると

  • 札幌の家賃は、東京に比べて半分〜1/3くらい
  • 仕事はどうにでもなる
  • 入る量も少なくなるかもだが、出ていく量も少なくなるので、東京と同じ水準で生活できる(と少なくとも私はそう思ってる)
  • なのでお金もどうにでもなる
  • 生活面でしんどいことほぼないのでコスパよい
  • 服と映画は割高
  • 不安解消にはまず来てみるのがよい

という感じでしょうか。

【北海道移住話】病院が少なかった件

少しでも、北海道に戻ってくる人が増えたら良いなと思って
私が札幌に戻ってきてからのことをブログに残しておこうと思います。
今日は病院の話。

 

 

2016年12月、健康診断で「要精密検査」という結果になった。

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まだまだ東京でモーレツに働いていた頃、初めて赤字で書かれた結果にちょっとビビった。めちゃくちゃ仕事が忙しかったのだが、とりあえずと思って午前半休をとり、近所のレディースクリニックを予約しました。

病院に行って健康診断結果を見せたら
「うちじゃこの検査できないです。この結果見ると急いだほうが良いです!この一覧にある病院に行ってください!」

い、急いで?というかできないの!?せっかく会社休んだのに!

という色んな感情がごちゃ混ぜになりながら、近所の別の病院に駆け込みました。

そこで検査をして、検査結果が出るまで2週間ほど必要だったと思う。結果は、子宮頚部中度異形成(CIN2)でした。

私の解釈だと、子宮頸部の細胞が一部変な形になっていると。このまま進行すると最悪子宮頸がんになる、というものです。(気になる人はご自身でお調べくださいw)

それを診断するためには3つの検査があって、
 1)細胞診
 2)コルポスコピー診
 3)組織診
なのですが、この3つ揃って検査できる病院が、限られているようでした。

中度の次は高度、上皮内がんらしいのですが、すぐに進行するわけではないので、2ヶ月〜3ヶ月に1回、検査を続けましょうとのこと。

そうして、何度めかの検査の後の2017年10月、私は札幌にUターンしたのでした。

 

紹介状はある、しかし丸々1ヶ月待ち。

病院を引き継ぐのは初めてだったのですが、とりあえず紹介状を書いてもらいました。紹介状があるし、すぐ診察してもらえるだろうという考えが甘かった。

札幌に帰ってからすぐに、病院を探しました。調べてすぐに失敗した…と思ったのですが、なんと、3つ揃って検査できる病院が札幌市内では3つしかなかったのです(2017年10月当時)!

うえええええ!?まじかよ!しかも全部めっちゃデカイ病院じゃん!!!
(東京では小さい婦人科で検査できてたので驚き)

女性の先生が良かったので、女性がいる病院は更に限られていて、
おえええええまじかよ・・・・東京という環境に甘えてたよ私・・・
と思いましたよね。

某病院に電話かけたら、すっごく親身になってくれたのですが、
まるまる1ヶ月待ち〜〜〜〜〜〜〜!?!?!?!?!?うそおおおおおおおおお!!!!

その電話をかけた月が本来は検診しなきゃいけない月だったのでちょっと焦りつつ、「もっと早められたり…しませんかね…?」と聞いてみるも、予約でみっちり埋まっているそうで…泣く泣く1ヶ月後に病院に行きました。

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紹介状だけでは足りない?

初めて札幌の病院に行った日、紹介状を持っていきました。
紹介状には病状とか色々書かれていたようなのですが、どうやらそれだけでは足りなかったようで、色々先生に聞かれました。
しかしわかるわけもなく…
ようやく気づいたのですが、東京の先生、かなり雑だった!!!!!!

その日は検査して、次に検査結果を聞きに行くときに、東京での検査結果の紙を一緒に持っていきました。検査結果の紙、捨ててなくて良かった…!!!
紹介状だけではなくて、持っている情報すべて持っていったほうが良さそうです><

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引っ越す前に電話しておく!

私は本当に行き当たりばったりな女なので、当たり前だろと言われそうだけどw
定期的に検診しなきゃいけない病気を抱えている人は、札幌に来る前に目星の病院を見つけておいたほうが良いと思います。
私は1ヶ月で済んだけど、もしかしたらもっと長く待たなきゃいけない科もあるのかも?ですね。

ちなみに病院の評価はネットを検索しまくったのと、看護師の友人に聞いたりしました。(とはいえ確証は得られず、交通の便が一番良い病院にしました)

 

ありえないくらい丁寧

結局、病状は進行していて、2018年1月に手術して、今は要経過観察で通院しているのですが、病院の先生がありえないくらい丁寧だということをここに主張したい(東京比較)

私の偏見ですが、東京ってめっちゃ診察雑じゃないですか?
え?ちゃんと見てくれてます???
って何度も思ったんですけど札幌の病院は全部先生が本当に丁寧!!!!!

1ヶ月待って今も通い続けている病院の先生は勿論、コンタクトのために通ってる眼科も、耳鼻科も、内科も、本当に丁寧で優しい。

色んな質問もできるので、手術に対しても不安なく向き合えました。

 

まとめ

  • 紹介状は書いてもらうべき
  • 過去の検査結果は全て初回の診察に持っていくべき
  • 引っ越す前から、引越し先の病院は探すべき

こんなところでしょうか(普通な話になったw)

札幌でも苦労したので、政令指定都市以外に住もうと思うときは、余計に近くの病院を丁寧に探したほうが良さそうです〜!

 

差別も区別もみんな無意識のところにあるんだな

北海道で生まれ、北海道で育った私ですが、
31歳になるまで「アイヌの人だ」と意識してアイヌの人とありませんでした。

私の中のアイヌ
小学生の時に勉強したり、北海道の色んな地域の由来になってたりしていて
よく知らないけどなんとなく誇らしいという位置づけで、
最近は「ゴールデンカムイ」を読みまくっているのでアシリパさん大好きで
漫画を読みながら小学生の時に勉強したことを思い出している感じでした。
藻岩山ロープウェイアイヌの服が飾られてたり(そこで実物を初めて触った)
地下歩道に飾ってある文様とかなんとなく見たことがあって、
この前富良野OKI DUB AINU BANDを初めて聞いて
トンコリの音色を聞いたり、アイヌの人ってこういう感じなのか〜
なんてぼんやり思っていた。

 

先日ご縁があって、アイヌ文化と日本文化を共存するために
様々な活動をされている方とお話しました。

私としては、初めて「アイヌの人だ」と意識してアイヌの人と話したわけです。

やっぱり初めてなので、自分の中の想像部分と、
目の前にいるその人とのギャップを会話の中で埋めていくわけです。
アイヌの人も北海道弁使うのか…とか小さな驚きがいくつかありました。

 

そんなとき
「さっき仕事で小学校に行ってきたんですよ。そしたらね、子どもたちに『アイヌの人もスマホつかうんだ〜!』って言われてね」
とおっしゃってて。

うむ、なるほど、と。
本人はもう慣れてしまったのか笑い話にされていたけれど、
私が「アイヌの人って北海道弁使うんだ…」も似たようなことだよなと。

知らないことを想像で補完することの怖さを感じました。
めちゃくちゃ偏見とか想像とか差別とかが無意識のうちに含まれていますね。

 

そしてアイヌの人に無意識にいろんな偏見を持っていた(想像で補完してた)自分がいたことに気付くと同時に、
ゲイとレズビアンの後輩と話していたときのことを思い出したんです。

うわぁ…あの時から自分全然変わってないじゃないか…!!!

自分に幻滅しました。

 

自分の周りに存在しないと、想像で補完しがちだけれども、
大事なのはちゃんと勉強することだと思いました。
ちゃんと知って、ちゃんと向き合って、触れ合って、
自分の中の無意識にある偏見を崩して
アップデートしていくことが大事なんだと思う。
それが、多様性を受け入れるってことなんじゃないのかな。
と、思ったのです。

 

▼100年くらい前の北海道をおもしろおかしく知るならばゴールデンカムイがおすすめ!漫画とは言え、丁寧に取材されている気がしており、漫画を呼んだ後に博物館網走監獄に行ったときは胸熱でした…!

 

樺太アイヌの楽器「トンコリ」を使って音楽作ってるOKIさん〜よくRISING SUNというフェスに来ている気がするが一度も行ったことなかった…ごめんなさい…この前聞いたら結構良くって、インスト好きな人はぜひ!!

トンコリ

トンコリ

 

 

アイヌ文様のデザインやアイヌ音楽をやってるtoytoy屋。ビッセにもお店があるらしいんだが、こんなオシャレに日常で使うものにアイヌ文様デザインされてたら、なんか良いよね〜お土産屋さんとちょっと違う。

toytoy.jp

 

 

勉強が大事だね。アイヌの博物館とか行ってみようと思う〜〜

「地産地消」ではなく「地産地製外消」にしていきたい

年末年始、時間があるのでいろんなことを考えていたのだが
ふとこんなことを思った。

 

つまり、日本は人口がどんどん減っていくので、
その地域だけでお金を回していても自然と人が減っていくため
いつかは回らなくなってしまうのではないか。
最終的には外に売ってお金が入ってくる仕組みが作れないと駄目なのでは?
という問いです。

明太子を例にして、詳しく書いていきます。

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地産(外製)外消 ※造語です

北海道に帰ってきてから、耳にタコが出来るくらい、この話を聞いています。

福岡の明太子、あれ実は北海道のスケトウダラの卵を使っているんだよ。
北海道は素材は良いけど商品にするのが下手くそだから、
安く素材だけ提供して、ものすごく付加価値つけられて、
高ーく商品化されたものを我々が買っているわけだ。
今はもう北海道産のスケトウダラの卵じゃなくなったみたいだけどね。

 コレについては私が調べている訳ではないので、事実かどうかはわかりません。
ただ、たとえ話に最適なので使わせてもらいます。

 

つまりこれって、絵にすると↓こんな感じですよね。

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地元で採れたものを地元で消費せずに、外に全部出しちゃって、
製品化されたものを外で消費している。
地産外製外消」ですよね。
これが良くないよね、お金は地元に落としたほうが良いよね、
って話で地産地消の流れができたわけですよね。 

 

地産(地製)地消

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今度は、地元で採れたものは地元で消費しようよ!というもの。
採れたスケトウダラの卵を明太子にしてその地域で食べる。
製品化も全部地元、消費も地元で、一見お金が回っているようにも思えますが
人口が増える前提で考えられているような気がしてならないのです。

これからの日本って絶対に人口が減っていきますよね。
お金を回す人たちが減っている中で、地域の中でお金を回そうとしても
いつかその循環は途絶えてしまいます。
例えものすごく良いモノがその地域にあったとしても、です。

加えて、外に出ていかないので、そのモノの商品価値を見誤ることもあると思います。
とても良いモノなのに、「東京で流行っている」というだけで、
東京で流行っているモノに人気が負けることもあるでしょう。

ただ、「地域で作られたものは、地域で消費する」というのは、
当たり前にやっていきたいこと、だと思うのです。
硬い言い方ですが、経済活動のベースであるべきだと思います。
それだけだと弱くて、「外で消費させる要素」がないといけないのでは?
というのが私の問です。

 

地産地製外消をやっていきたい!

地元で採れたスケトウダラの卵を地元の企業が超イケてる明太子にして、
それを東京各地でバンバン売っていく。
「地域の材料で、地域で作られたものを、外でも消費してもらう」という考え方。
これからは、これが大事になっていくんじゃないかなと思いました。

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「買ってもらうことを見越して商品を作る」必要があるので、
今までと比べると難易度がぐっと上がります。
市場が東京(というか日本全国、全世界)になるのだから、
マーケティングが必要だし、コンセプトメイキングも大事になっていきますよね。
「牛乳がたくさんあるからチーズ作ってみました」では、到底勝てない。

例え超イケてるモノが作れたとしても、販路がないといけない。

なので、

  1. 売れる良いモノを作る
  2. できたものを広めて売る

というハードルがあります。

考えただけで難易度の高さを痛感します。

ここの突破口って、何なのだろう?と考えたんですけど
一つは、「よそ者・若者・馬鹿者」という存在。
もう一つはクラウドファンディング(Makuake)」という手段、だなと。
(あれ…?なんか宣伝みたいになってきたぞ…!?でも最後まで読んでw)

 

よそ者・若者・馬鹿者の強さ

なぜこの存在が強いかと言うと、
圧倒的に中心部での流行りを体感しているためマーケティング感覚に優れており
過去の慣習に囚われず新しいことに挑戦するハードルがものすごく低く
誰もが考えていなかったことを成し遂げられる可能性が
十分すぎるほどあるからだと思います。

だから地方自治体は「地域おこし協力隊」という名目で
”よそ者・若者”をこぞって呼び寄せているんだと思います。

 

クラウドファンディング(Makuake)のという手段

すいません、とっても宣伝みたくなっていたのですが、大真面目な話、
地方の良いモノを全国的に広める手っ取り早い手段としてかなり有効だと思いました。
なぜならMakuakeの得意分野は

  1. プロジェクトにたくさん人を集めること
  2. 魅力を十分に発揮させる良いページを作ること(コンサル)

この2点だからです。
つまり、「地産地製外消」を行っていくための突破口として
Makuakeが貢献できる可能性が十分にあると思ったのです。

たとえばこれ。
もうプロジェクトは終わっていますが、下川町あべ養鶏場の燻製卵のプロジェクト。

www.makuake.com

下川町で産まれた卵を、下川町の五味温泉で熱して、下川町のウッドチップで燻し、
そうやって完成した燻製卵です。
1ヶ月半ほどの期間でしたが、213人から支援(≒購入)されており
まさに「地産地製外消」だと思います。

 

他にも、いろいろ…(あまり載せると宣伝ぽくなるのでやめておきます)

www.makuake.com

www.makuake.com

 

まとめ

なんだか自分のPR記事のようになってしまいましたが(ごめんなさいw)
これからは「地産地消」に留まるのではなく、
その先の「地産地製外消」の時代が来るのかなと思いました。

そして、私の仕事はそのお手伝いができるとも。
北海道の皆さん、地元の良いもの、地元だけにとどめておかず、
日本各地に広めていきませんか?

余白と孤独の間で、私達は生きていく

年末、Twitterでずっと眺めているだけだった相手に勇気を出して
「会いたいです!」と送ったら、
快諾していただき、一緒にコーヒーを飲んできました。

その方は、1988 WEB MAGAZINE – 道東をもっと刺激的にするメディアを運営されている中西拓郎さん。

twitter.com

同じく地元北海道にUターンしてきた方であり、
自分の大好きな地域を盛り上げようと奮闘している大先輩です。
お話してた中で中西さんが
ローカル怒られない問題』をめっちゃ課題視されていた。

ぶっちゃけ私はピンとこなかったのだけどw、
よくよく話を聞いたら私の課題感とかなり似通っていた。

一方で「『ローカルラッキー』というのもあると思う」ともおっしゃっていて
地方にUターンしてきた人たちはみんな感じるのかもしれない、
とも思った。

 

『ローカルラッキー』と『ローカル怒られない問題』を私の言葉で表すと
『余白ガラガラ状態』と『誰もいない問題』だと思う。

 

 

余白ガラガラ状態とは

まず、地方は想像以上に人がいません。
札幌でも感じるけど、それよりも遠いところだったらなおさら人がいないと思う。
人がいないとはどういうことかというと、
ライバルがいないから、今までやってたレベルで頑張り続けるとすぐに目立てる。
そして、その地域で唯一のポジションになり得ることが可能なのです。
ライバルがいたとしても、東京に比べると大した数ではないので
ブランディング次第ではいいポジションを抑えられます。

例えば、
私の仕事はクラウドファンディングの営業とコンサル(以下キュレーター)ですが、
東京だと私の同僚だけで15人くらい?
競合他社もいるので、50人?100人?というレベルになりますが
北海道だと拠点があるのはマクアケと、
1つだけあるローカルのクラウドファンディングサービスのみになり
キュレーターがいたとしても2〜3人程度ということになります。
更に、”サイバーエージェントというデカいネットの会社で働いてきた”とか
”過去にWEBサービスやゲームを何本も立ち上げてきた”とか
そういう経歴は私だけです。

なので、ブランディングをちゃんとやってさえいれば、
その地域の余白はたくさんあるので、唯一無二のポジションを陣取れます。

なにか新しい事業を始めようとしたとしても、余白だらけなので
とってもポジティブに言うと勝ち目だらけです。

これが、私の言う『余白ガラガラ状態』です。

 

誰もいない問題とは

前述の通り誰もいないので、それは時に厳しい環境を作り上げます。
切磋琢磨できないのです。

北海道は、東京と時間の流れる速さが違い、ゆったりしているし
なんとなく保守的で、リスクをとって挑戦する!という方が少ない様に思えます。
あくまでも東京と比較して、です。
確かに、都心にいては絶対に見れないような美しい山並みや、花々が
そこら中にあるもんだから、そんな景色を見ていたら
いろんなことがどうでも良くなってしまう気持ちになります。経験済みです。

そんな環境に長くいると、環境に慣れてしまい、
驚くほど成長が鈍るんですよね。
ライバルがいないから競う相手もいない、叱ってくれる人も少ない、
刺激がないから自分が求めるレベルも向上していかない。
まさにジリ貧、気付いたときには老害になってるパターンです。

結構それは怖いなと。

 

余白と孤独の間で、私達は生きていく

この環境に危機感持ちながら、
ガラリと空いたホワイトスペースで成長していかないといけないので
それはそれで難しい部分はあると思う。
北海道大好き!地元最高!北海道を良くしたい!って死ぬほど思うけど
ガチで思っているからこそ、私はやっぱり毎月東京に行くことにしました。

ガラガラに空いているスペースに勇気を持って飛び込んで、
東京とか世界と同じレベルを目指して成長していく。
それが、私達Uターン組だから出来ることだと思うし、
私達がやるべきことなのではないかなと思います。

余白のラッキーさと、孤独の難しさの間で揺れながら、
私達は生きていく。

 

 

どこに住んでいようとも

結局、どこに住んでいようとも、難しいことや問題なんてザラにある、
というふうに考えれば
ローカルで生きる楽しさを私は主張したい。
確かに覚悟がないと移って来れないと思うけど、
「東京だけが正しい」「東京だけが何もかも揃っている」なんてことはない。

満員電車もない、ゴキブリもいない、ゴミゴミしたビル街もない、
だからこそ生きやすい。
人もいない、ライバルもいない、だからこそ面白い。

「北海道を良くしたい」ということに人生かけても面白いんじゃないか。
こういう人間がいるんだよっていうことを発信して、
ローカルの可能性にも気付いてもらいたいなと思う。

 

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「良心」や「道徳」では差別はなくならない

ゲイの友だちにやってしまった失敗がありまして

↓詳細はこっちにまとめているのですが

要は、ゲイの前でノンケを「普通」だと言ってしまったんですよね。

いまもとても後悔しているのですが、

後悔しすぎて、これはもう本を読んで勉強しよう!と思いつき、

こんな本を読んでみました。

LGBTを読みとく: クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書1242)

LGBTを読みとく: クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書1242)

 

 で、この内容、けっこうグサグサくるんです。。。

私の中でアップデートされていなかった情報もあって勉強になったのですが

もうとにかく反省反省反省…っという内容。

特に「私ってゲイの友だちいるから全然偏見とかないんだけど…」って言う人に限って差別的な発言が多いとか

「私はセクシャルマイノリティには寛大です」なんて言いながら

実は全然LGBTsに関して勉強しないから間違った知識で当事者を傷つけたりとか

そういうのがとても多いんですって書いてたところにグサリと来ました。

 

男性同性愛者と女性同性愛者の友だちとゴハン食べたときに

上記の話したんですね。

そうすると出て来る出て来る、「生身の声」。

聞いていて苦しかったです。

 

その本に書いているとおり、

「友だちにゲイとか結構いるよ〜」って言う人に限って偏見を持ってることが多いんだよね。

一見、ゲイやレズビアンに自分は寛大だと思っている人も、その「良心」を持っていることに満足して勉強しない。

知ろうとしない人がすごく多い。

だから当事者がどんなことに苦しんでいるのかとか知らないんだ。

 

初めて人を好きになったとき、もう同性に恋してた。

でも小学校の保健体育で、

『第二次性徴期では異性を好きになります。

 まぁ同性を好きになる人もいますけど(笑)』

って同性愛者を馬鹿にしたように先生が話してるのを見て、

自分は馬鹿にされるような存在なんだと気づいたんだ。

と。

 

そして、結婚の話も出ました。

私はやっぱり結婚(入籍)する意味がなんとなく分からなくて、

(財産分与とか権利とかの視点で言えば籍を入れる意味はわかるんだけど)

結婚したがる人たちの気持ちがなんとなく分からないのですが(サイコパスw)

男性同性愛者の友人は、結婚できる制度がほしい、と言っていました。

「なんで結婚したいの?私あんましたい気持ちが分からない」と言ったら

「結婚できる状態でしないことを選択するのと、

 どう頑張っても制度的にできないのは大きな差だ」と言われ

そんな初歩的なことにも気がつけなかった自分が恥ずかしくて

穴があったら入りたかったです。

 

LGBTsだ!多様性を認めろ!みたいな風潮がいまはあって、

昔よりは同性愛者も生活しやすいようになってきたかもしれないけど、

その影には権利を主張しマジョリティと闘ってきた先人が居るんだよね。

それでもまだまだ偏見や差別が残ってる。

 

まるで、女性差別と闘った平塚らいてうとか与謝野晶子とか、

女子教育の先駆者である津田梅子とかがいるけど

男女雇用機会均等法が制定されてもなお根強く男尊女卑の意識は残ってるみたいな。

 

やっぱり権利というものは、何かと闘って得るものなのかもしれない。

テクノロジーが発展して、新しいものがどんどん生み出されている今、

昔ながらのモノはそう簡単に変えられないとしても

新しい概念や新しいモノを作って、古いものに変わって存在することは出来る。

私の友人の、男性同性愛者と女性同性愛者の二人は、世の中を変えたいと言ってた。

セクシャルマイノリティに関しては、私は当事者ではないので

先陣を切って何かやるのは難しいかもしれないけど、

友人の二人が頑張るなら、一番の応援者になりたいと思いました。

 

 

ちなみに…

私はテレビの「オネエ」とか「オカマ」でLGBTsを一緒くたにするのは好きではありません。私の認識では、ふたりともオカマ(恋愛対象が男性という点では同じだが)とか言われてるけど、

マツコ・デラックスは、自分の性を男性だと認識していて男性が好きなので同性愛者。で、異性装が好き。

はるな愛は、自分の性は女性だと思っているけど男性だったので体を女性にし、自認している性が女性なので、男性を好きということは異性愛者。

で、全然違うと思う。(間違っているかもしれないけど多分あってる)

 

「え、そうなんだ、知らなかった」と思った方、ぜひこの本読んでみてください。

LGBTを読みとく: クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書1242)

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